イイコでしょ?












キス、したくなっちゃった。





したら起きちゃうかな?





ダメ、かな?





自分では制御してるつもりでも、翔さんの唇がどうしても誘ってるようにしか見えなくて。






数センチまで近付いては頭を左右に振って身体を起こし、また気づくと近付いて…





自分と葛藤する。





こんな事してないで早く毛布を翔さんに掛けてあげなきゃ…





と、また自分に負けて少し近付いたその時、





素早く後頭部に回った翔さんの手が、私の頭をグイと引き寄せ、その先にある翔さんの唇と私の唇が綺麗に重なった。






「…んッ」






眠って疑わなかった翔さんは、今は私の唇に蕩けるようなキスをしている。






起きてたなんてズルいし、恥ずかしい行動をしてた私は直ぐにでも穴に入りたいくらいだけど…






「……はぁ…ん…ッ……」






絡み合う舌から聞こえてくる水音に、そんな事はどうでもよくなってしまう。





望んでいた以上の甘いキスを貰い、私の身体は翔さんへの熱で溶けてしまいそう。







「…ヨクジョウしてんの?」





「……っ」






悪魔みたいにいやらしく笑って、回したままの腕を再びぎゅっと抱き寄せる。





そのまま翔さんの胸に包まれると、鼓動が二つ、重なった。






「いい匂い……」





首筋に翔さんの鼻先が撫でて、私の耳の辺りを熱くさせた。





「翔さんはビールの匂いがしますよ」





「美希も飲む?酔わせてやろうか。」





「やです。また記憶無くなっちゃったら何されるかわかんないもん!それよりこんなとこで寝たら風邪引きますよ?」





「美希のキスで目覚めたよ。気持ちよく寝てたのに。責任取れよ?」






「ひゃっ…ちょ、ちょっと翔さんっ」






肉厚の唇に挟まれた私の耳たぶは、翔さんの咥内でコロコロと転がされ刺激を受ける。





その甘い刺激から逃れようとするけど、ガッチリと頭を押さえられて逃げる道を失った。





「もっと…可愛い声聞かせろ。」






「…あぁ……やっ…だめ…」





ワザと音を立てながらねっとりとした舌を耳全体に這わせ、私の欲を煽ろうとする。





喉の奥から低く囁かれる声に、身体はジンジンと熱くなり、やがて翔さんの掌は熱くなった私の身体を優しく撫で擦る。