イイコでしょ?

順を追って説明すると、






先ず不仲なんてありえねぇ。





俺は自分が信じらんねぇくらいに美希を愛してるし、美希だって同じはず。





昨日だって身体で確かめあったし。





それに誰にも知られたくねぇが、俺のケータイの待ち受けは美希の可愛い寝顔だ。





美希すら知らない。





いつもずっと傍に置いて置きたいぐらいだし。



これも美希は知らない。






とにかくあいつの全部を把握しておきたい、何がなんでも。





それだけ俺は美希を愛してるのに、不仲などと言われる筋合いはこれっぽっちも無い。





美希が仕事を辞めないのも、あいつが仕事を好きな事を知ってるから。





好きな事を取り上げるなんて、良い夫のする事じゃない。





それに美希は仕事を頑張った上で、家の事もそつ無くこなす事が出来る。





俺の両親が最初、共働きだからと言ってハウスキーパーを雇ったらどうだと勧めたのを断ったのも、




美希以外に俺の物に触れて欲しくねぇし、二人の家に他人が上がるなんて考えられなかったから。





子どもの事だって、欲しいに決まってる。





美希との子どもなんて、可愛いに決まってるし、母親になった美希も可愛いに決まってる。





だけど…まだいい。





まだ、二人でいい。





まだ、俺だけの美希で居て欲しいんだ。





もっと、美希の事を知りてぇし、もっと、俺の事も知って欲しい。





ぶつかってケンカして、仲直りして、笑って泣いて喜んで。





いっぱい「二人」を積み重ねて行きたい。





夫婦の形を、少しづつ作って行けたらいい。





そんな風に俺は思ってる。





だから…





「ほんとは結婚してるのも嘘だったりしてぇ~」






ここに居る三人にトイレで正座させて、詳細に全部説明してってやりてぇけど。






そんな事したら美希が怒るから、止めておこう。


















「翔ちゃん、秘書がコーヒー持って来てるけど、」


と、確認に来てくれた剛君に


「要らねえ。」





「そ。」