イイコでしょ?

「まさか美希が働いてるとは思わなかったな。」





小さな居酒屋でカズにぃとの再開を二人で祝う。





カウンターに並んで座って、カズにぃはビール、私はコーラで乾杯した。





「私だって未だに信じらんない!カズにぃが今目の前に居るなんて!」





目を丸めながら言った私に、大袈裟だな、って笑いながら私の頭をポンポンと撫でた。





「なんか懐かしい、それ。」





「そだな。美希がー、いつだっけ?オムツ履いてる頃?」





「はっ?ひっどい!オムツなんてとっくに卒業してましたけど!!」





「そうだっけ?(笑)」





そう言って笑っては、お刺身を摘まんで口に入れた。





「カズにぃ親父んなったね(笑)」





「いや~確かに。最近腰、激痛なの。サロンパスが手放せない、ってコラコラ。」





「ふふふふ!」





カズにぃは昔近所に住んでた5つ年上のお兄さん。





小さい頃からよく遊んでくれてて、大好きだった。





だけど私が高3の卒業式の日、仕事の為海外へ行ってしまって…





あの日の事はよく覚えてる。





だって私が、生まれて初めて告白しようと決意した日。





カズにぃに。