イイコでしょ?

「いやだ!で、出来ません!」





「んだよ。早くしろ。モタモタしてっと強制的に風呂一緒に入んぞ!」





「ぅ…酷い。」





そんな事言われたらするしかないじゃん…





お風呂なんて絶対無理だし。





段差のない玄関では、背伸びしないとキス出来ない。





手をどうしようか迷って、そっと胸に添えて支えながら背伸びをする。





恥ずかしさで瞼と唇をぎゅっと結んで、唇に触れた。





終わった…と思い離れようとすると、身体を囲うように抱きしめられて、キャッと小さい悲鳴を上げた。





「そんなんで満足すると思ってんの?」





「ひぇ…」






耳元に流れる低音の声に痺れる。






「もっとえろいヤツ、チョーダイ?」






「___っっ?!無理っっ!!」






「じゃあ教えてやるから、やれ。」






「えっ、そんなの…」






「風呂。」






「……はい。」






心臓が止まっちゃう。






早く離れて貰わないと恥ずかし過ぎておかしくなっちゃう。






シャツをぎゅっと握りしめて羞恥に耐える。






「口開けて、ホラやれ。」






「……ぁ…ん…」






「舌入れて…もっと絡めて。」






「……ん…はぁ…」





「いいよ………ん、上手。」






震えるぐらい緊張して、何度も重ねた唇。






熱い舌が口の中で成瀬さんの舌を追いかける。






クチュ…と刺激的な音を立てて離れると、成瀬さんが満足そうにクスっと笑った。






「やれば出来んじゃん。じゃあご褒美。」






そう言って私の身体をぎゅっと強く抱きしめた。






いってきます、と耳元で囁いて、まだまだ余韻でポーッとしたままの私を置いて行ってしまった。