イイコでしょ?












「カズにぃ、頑張りなよ!」





って私の家の玄関に荷物を運んでくれたカズにぃに言うと、





「美希に言われたくねぇよ」





って笑って返された。





「付き合ってるの?」





「まだ。今から申し込む気。」





「へ!すごーい!カズにぃがあの海ちゃんにねぇ…信じられない!」





「いや、別にすごくも何ともねぇよ。海は俺にとっちゃ、ただの普通の女の子だからな。」





「普通だけど?大好きなんだ♪かっこいい事言っちゃって!」





お互い目を合わせて笑った。





昔の私たちもそばで笑ってる気がした。





お互い前に進めてるんだ、良かったねって笑ってる気がした。





それにすごく嬉しい気持ちになれてる自分が居て安心する。





カズにぃの事、素直に応援出来てる自分に。





「頑張れよ!」





「おうよ。」





海ちゃんの元へ向かうカズにぃの背中に、ありがとうと呟いて、静かにドアを閉めた。

















「もしもし美希!!出た出た!出たって!!」






はっ?と思わず聞き返したくなるような、興奮しきった海崎さんからの電話は、



松本さんの奥さん、優子さんが無事に出産した事を知らせる内容だった。






海崎さんったら自分の子どもが産まれたみたいに興奮しちゃって





しかもこんな夜中に…






明日海崎さんとお見舞いに行こうと約束して、通話を切った後に画面を見ると、夜中の3時を過ぎたところだった。





パパとママになった二人と、赤ちゃんに会うのを楽しみにしながら、再び眠りについた。