イイコでしょ?

それまでたまにしか来なかった公園だったけど、自然と足は動く。





そして気付かれないようそっと、弾かないギターを抱えて座り込む。





少し離れた和くんを想いながら、ノートにペンを走らせた。





そんな哀しい顔…




誰を想って唇噛んでるの?




胸がぎゅっと押し潰されそう。




笑った顔が見たいと思った。




あたしじゃダメかな?




あたしじゃ、ダメ?





無意識に、あたしの指はギターを撫で、あたしの口は彼への想いで溢れた言葉を奏で始めた。





ほんとは気付いて欲しかったのかも。





和くんの瞳の中に映りたくて仕方なかったのかも。





不毛な恋しかして来なかったあたしに、神様はまたこんな意地悪するんだね。





でも…それでもいい。





それでもいいと思えた。





そばに居れるだけで…なんて思ってもない事歌ったりしてたけど。





実際あるんだな。





和くんのそばに居れるだけで、あたしの心は満たされた。





このままの関係が、ずっと続けばいいと思ってた。





バカみたいな話して、何も考えずに笑って歌って。





だけどそうなると、やっぱり邪魔なんだよね。





あたしの心がさ。