イイコでしょ?

朝目覚めると直ぐに、ケータイを覗く。





いつもはしない行動に、低血圧の私の身体はビックリしてるみたい。





ボタンを押すと液晶画面には海外からの何通かのメッセージ。





翔さん♪




シッポフリフリでメール画面を開く。






『冷蔵庫へ行け。』




ん?冷蔵庫?




よいしょと立ち上がり、書かれている通り素直に冷蔵庫へ向かう。




足を動かしながら次のメッセージを開く。




『一番下の野菜室の奥をみろ。』





野菜室…野菜室…




開けて見ると、奥にはカット済みの野菜や果物が、ワンセットづつ計7個、綺麗にラップに包まれて入っていた。




何だろ…これ。





不思議に思い、また次のメッセージを開いた。





『毎朝これをミキサーにかけて飲め。以上。』






「……はい?」





ポカンと口を開けたまま固まってしまった。





なんでこんな…





パッと顔を上げ、時間を確認してから翔さんに電話をかける。




今はきっと夕方ぐらいだし、出てくれるかもしれない。





しばらくコール音が響き、プチっと途切れ翔さんの低い声が耳に流れ込んだ。





「どした。」





「あの、メール見たんですけどあれって…」





「あぁ、お前朝弱いから俺が居ないと絶対メシ抜くだろ?」





「そんな事…ないもん。」





「ほら、今そうかも、とか思っただろ。」





「うゔ…」





「だから俺が居ない間毎朝それ飲め。」





「でも…やたらと緑が多い気が…」





「俺がせっかく準備してやったのに飲めねぇってのか?」





「いや、そんな事言ってませんって!」





「早く帰って欲しけりゃ、飲め。以上。」





「あっ!ちょっと…」






______ツー…ツー…ツー…





はぁ…




翔さんは私の事よく分かってるな。





私の嫌いな物まで…





一つ手に取ったラップの中にある、ブロッコリーや小松菜やセロリを見て思った。