イイコでしょ?

ベッドに潜り込む。





こんなに広かったっけ?




両手を広げ、真っ黒な天井を眺める。





トクントクン心臓が鳴ってるのが聞こえて来そうなほどで、




静かな夜。





私こんなにも寂しがりやだったのかと、初めて気付かされた。





翔さんはいつも右側から私を抱きしめてくれる。




翔さんの大きな枕をぎゅっと抱きしめて、肺いっぱいに翔さんの匂いを吸い込んだ。





翔さんがそばに居るような錯覚に陥り安心する。





「……翔さん…」





綴じた瞼の裏に翔さんを映して、そのまま眠る体制へ移行する。





するとその時、ベッドサイドの上に置いてたケータイが私をけたたましく呼んだ。






瞼をパチリと開き、慌ててケータイに手を伸ばす。





画面を覗くとやっぱり頬は緩んでしまい…





「もしもし翔さんお疲れ様です!」





「だからシッポふんなって」





「振ってませんってば!」





もぅ!と、唇を尖らせて。




ククッと笑う翔さんの声が嬉しいから、尖らせた唇は直ぐにふわふわと崩れた。






「えーっと今12時だからそっちはお昼の11時…」





「何してた?」





「今から眠るとこでした。でも中々寝付けなくて。」





「そ。じゃあイイもん用意しといてやったから、それ使ってみれば?」





「えっ?いいモノ?」





翔さんが私にプレゼントを用意してくれていた事に、嬉し過ぎて思わず声も弾む。





「すげぇイイもん。俺の机の二番目の引き出し、開けてみろ。」





「はいっ♪」





急いで机に飛び付いて、ドキドキしながら引き出しをゆっくり引いた。




直ぐに目に飛び込んで来たのは、手のひらサイズの小さな箱。





「この白い箱の事ですか?」





「ん。開けて?」





「はい…」





何だろ…



翔さんからのプレゼントだなんて、予想がつかないな。



しかもこんなサイズ…




期待とドキドキで箱を開けると、中から出てきたのは…






「……。」





「どうだ。気に入ってくれた?」





「もぉぉぉっ!!翔さんっ!!何これ!!」





「何するモンか知ってんの?やっぱスケベだなお前」





「スッ!スケベなのはそっちでしょ!!なんでこんなっ」





恥ずかし過ぎて見るのも無理!




床にコトンと落ちた、ピンク色の小さな機械。



いわゆる大人のオモチャ。





電話の向こうで翔さんがククッと楽しそうに笑ってる。