イイコでしょ?

「どうだった?処女喪失した気分は。」






「にっ!なんて事聞くんですかっ」






素肌が触れ合う。




やっぱり翔さんの腕の中が一番心地良い。




だけど、終わって直ぐにこんな事聞くなんて、デリカシーがなさ過ぎる!





今はやっと翔さんと繋がった喜びに浸ってたいのに。





意地悪な顔して私の顔を覗き込む翔さんに、プイとソッポを向くと、背中からすっぽりと身体を包まれた。






「すっっっっっっ……ごい、痛かった!」






そう言うと翔さんは鼻でフフンと笑って、肩にチュっと唇を落とした。





「美希は相当俺の事が好きだな。明日からどーすんだ。毎日電話とかしてくんなよ。」





「それは毎日電話しろって意味ですよね!」





「なんでそうなる。お前の脳どうなってんだよ。」





「だって翔さん天邪鬼なんだもん。さっきだって、俺は愛してるとか言う奴は大っ嫌いだ!とか言ってたくせに、ついさっき言ってましたよねー?何度も」





「俺はな、軽々しく言う奴が嫌いなだけであって、さっきのは、重々しい一言なんだよ。」





クルッと首だけを後ろに向けて、お互い少し照れたように笑った。





額をピト、とくっ付けお腹に回った翔さんの手に指を絡ませた。





「俺の愛が重過ぎて、後悔したってもう逃がさねぇからな。」





「はい…」






後は瞼を閉じるだけ。





フワッと優しい唇が、私を幸せにしてくれるから。





瞼を閉じればいい。





翔さんの愛で潰れてしまっても構わない。





重なった唇から、ドロドロに溶けて消えてしまっても構わない。





この人が一緒なら。






何があっても。





だから私は瞼を閉じて、甘い夢を見る。