「カズにぃ最近元気ない。何かあった?」
「そりゃお互い様じゃね?」
こうやって一緒に居るだけで、何かあったんだなって分かっちゃう私たち。
昔ずっと一緒に居たからこそ分かる微妙な変化。
自販機の前に腰を下ろした二人には、今それぞれに悩みを抱えてて、それを打ち明けられるようになったのはすごく嬉しい事。
やっぱりカズにぃとは何でも話せる仲でありたい。
たとえそれが異性の悩みでも。
・
・
・
「確かにあの秘書のおじさんは向こうの支店長だし…毎回行ってたんなら行かない方がおかしいのかもしんないけど……まぁ嫌だわな。」
タバコを咥えたカズにぃが、私に鋭い視線を向けると余計に凹む。
吐いたため息は、苦い缶コーヒーの中へと吸い込まれた。
「元カノなんだよ?元カノと一緒に旅行なんだよ?しかも海外!私だってまだ一緒に旅行行った事無いのに!!」
「そんな不安なら不安だー!っつって一緒に行けばいいじゃん。金魚のフンみてぇにくっ付いて。」
「そんな事出来るワケないじゃん!絶対無理っ!」
「旅行ってか仕事だからね。副社長は美希にメロメロなんだから心配しなくても大丈夫だって。
ま、向こうはどうだか知らねえけど。」
私の膨れた顔に喝を入れるように言葉をくれたカズにぃ。
けど。
「一言多いっ!!また不安になって来たじゃんバカァ」
煙を吐きながら笑って謝るカズにぃが、昔と同じ笑顔をしててそれだけでも心が少し癒された。
・
・
・
ポケットから取り出したiPodを、カズにぃが不思議な顔をして覗き込む。
「最近落ち込んだ時に、音楽聞いてるの。大好きな歌聴いてると嫌なこと忘れられるから!」
「現実逃避~」
「それが何か?」
ニッと口元で笑っては、一つイヤホンを耳に入れて、もう片方をカズにぃの前に差し出した。
「なに?」
「一緒に現実逃避しよ?」
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「そりゃお互い様じゃね?」
こうやって一緒に居るだけで、何かあったんだなって分かっちゃう私たち。
昔ずっと一緒に居たからこそ分かる微妙な変化。
自販機の前に腰を下ろした二人には、今それぞれに悩みを抱えてて、それを打ち明けられるようになったのはすごく嬉しい事。
やっぱりカズにぃとは何でも話せる仲でありたい。
たとえそれが異性の悩みでも。
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「確かにあの秘書のおじさんは向こうの支店長だし…毎回行ってたんなら行かない方がおかしいのかもしんないけど……まぁ嫌だわな。」
タバコを咥えたカズにぃが、私に鋭い視線を向けると余計に凹む。
吐いたため息は、苦い缶コーヒーの中へと吸い込まれた。
「元カノなんだよ?元カノと一緒に旅行なんだよ?しかも海外!私だってまだ一緒に旅行行った事無いのに!!」
「そんな不安なら不安だー!っつって一緒に行けばいいじゃん。金魚のフンみてぇにくっ付いて。」
「そんな事出来るワケないじゃん!絶対無理っ!」
「旅行ってか仕事だからね。副社長は美希にメロメロなんだから心配しなくても大丈夫だって。
ま、向こうはどうだか知らねえけど。」
私の膨れた顔に喝を入れるように言葉をくれたカズにぃ。
けど。
「一言多いっ!!また不安になって来たじゃんバカァ」
煙を吐きながら笑って謝るカズにぃが、昔と同じ笑顔をしててそれだけでも心が少し癒された。
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ポケットから取り出したiPodを、カズにぃが不思議な顔をして覗き込む。
「最近落ち込んだ時に、音楽聞いてるの。大好きな歌聴いてると嫌なこと忘れられるから!」
「現実逃避~」
「それが何か?」
ニッと口元で笑っては、一つイヤホンを耳に入れて、もう片方をカズにぃの前に差し出した。
「なに?」
「一緒に現実逃避しよ?」
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