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Kazuside
・
・
「おまっ!他人のバイク勝手に乗るなって!」
「これあたしのだよ?ブ~ン!ほらカッコイ?」
公園の駐輪場に停めてある大型のバイクに跨った海が、やけに自慢気に顔を緩ませる。
あれから毎日のように、散歩と称して俺は海に会いに行っていた。
それは単純に…
不思議な雰囲気の海に、興味が湧いたから。
海は決まってギターを抱え、初めて会った日の場所に、同じように歌ってんだ。
どこか切なくて儚い歌声を響かせて。
・
・
・
「海大型の免許持ってんの?意外過ぎて一瞬引いた」
「そう?バイクは好きなの。」
「ガンガンママチャリ漕いでるイメージ」
「なんか貶されてる感じするけど、当たってるから何も言えない」
海がギター背負ってママチャリ漕いでる姿が簡単に想像出来た事に、笑いが込み上げた。
海があははって笑う。
俺も同じように笑う。
俺たちはただそこに居て、他愛ない言葉を交わし、何も考えずに笑ってた。
そうする事で、俺は美希を思い出へと変えようとしていたのかもしれない。
ずっと消えなかった胸の痛みも、海の歌声を聞くと不思議と和らいだ。
利用してる?
そう聞かれると、違うとは言い切れない。
恋しくて恋しくて、行き場を無くした時、
そこへ行けば海が居て、俺に語りかける様に歌う。
それで俺は勝手に癒されてんだ。
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Kazuside
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「おまっ!他人のバイク勝手に乗るなって!」
「これあたしのだよ?ブ~ン!ほらカッコイ?」
公園の駐輪場に停めてある大型のバイクに跨った海が、やけに自慢気に顔を緩ませる。
あれから毎日のように、散歩と称して俺は海に会いに行っていた。
それは単純に…
不思議な雰囲気の海に、興味が湧いたから。
海は決まってギターを抱え、初めて会った日の場所に、同じように歌ってんだ。
どこか切なくて儚い歌声を響かせて。
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「海大型の免許持ってんの?意外過ぎて一瞬引いた」
「そう?バイクは好きなの。」
「ガンガンママチャリ漕いでるイメージ」
「なんか貶されてる感じするけど、当たってるから何も言えない」
海がギター背負ってママチャリ漕いでる姿が簡単に想像出来た事に、笑いが込み上げた。
海があははって笑う。
俺も同じように笑う。
俺たちはただそこに居て、他愛ない言葉を交わし、何も考えずに笑ってた。
そうする事で、俺は美希を思い出へと変えようとしていたのかもしれない。
ずっと消えなかった胸の痛みも、海の歌声を聞くと不思議と和らいだ。
利用してる?
そう聞かれると、違うとは言い切れない。
恋しくて恋しくて、行き場を無くした時、
そこへ行けば海が居て、俺に語りかける様に歌う。
それで俺は勝手に癒されてんだ。
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