イイコでしょ?

心臓が早鐘を打つ。





上半身裸の翔さんが、私の足元に座ってるから。





ソファーから見下ろす翔さんの背中は、お風呂上がりの私と同じミルクの香りがして、


柔らかい蛍光灯の灯りの下、キラキラと輝いているように見える。






骨ばった男の背中にドキドキする。





うっかり脚が触れると緊張しちゃうから、私はそっと脚をソファーに上げて膝を抱え、



後ろから存分に翔さんの背中を眺めた。


















テレビを見てるのは翔さんだけ。





私の視線はチラチラと余計な方ばかり。





まだ少し湿った髪が、やけに色っぽい。





そんな事を考えてたら、一人顔を赤らめてニヤニヤと頬を緩めてしまう。





「なぁ、」





「へっ?!」





「なんだお前変な声出して。」





突然投げかけられた言葉に異様に反応してしまう。





変な事考えてるからだ。





気持ちを切り替える為、抱えていた脚を正座に座り直した。





振り返った翔さんの手が、私の膝の上を這う。





「な、何でしょう?」








_____チュッ





着ていた淡いピンクのワンピース型のルームウエアを、スルリと捲りあげ、覗いた太腿に唇を降らせる。





見上げられた瞳から逃げるように顔を背ける。





「最近行ってるのか?」





「どこ…にですか」





「ジム。」





真っ赤な舌を出して軽く舐められると、背筋がぞわぞわと痺れた。





「たまに行ってます…けど、翔さん、くすぐったいです…よ」





「じゃあ会ってんのか、あいつと。」





「あいつって…佐藤さん?


佐藤さんなら最近は…あんまり…やっ」





「ふーん。そ。」





翔さんの舌が内腿を撫でて、くすぐったくて堪らず腰を引くけど、ぎゅっと手首を掴まれて動けない。