「今日は天気もいいし、皆で出かけるか!」

「いいわね!紗蘭(サラ)はどこ行きたい?」

「遊園地行きたい〜!」

「ねぇ!私の行きたいところは聞いてくれないの??」

「莉音はお姉ちゃんでしょ!」

「またそれ〜?まぁいいか。じゃあ早く遊園地行こっ!」

「よし!じゃあ出発するぞ〜」


私たち家族はあの日、遊園地に行こうとしていた。

このとき私は中学三年生だった。