どうしてこんなに急いでるのかというと……



まぁ、今日の裕也の迫力に押されてかな?



裕也の説教を受けて、自分が1番しなきゃいけないことがわかった、っていうか。



ずっと待ってても、いけないんだなって思ってさ。



ほとんど、裕也のおかげかな。



坂を下って空を見ると、もう少しオレンジ色になっていて。



腕時計を見ると、6:59を指していた。



あと、1分。



そこで、待っていてくれ。



お前に、話したいことがあるんだよ。