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⋈裕也side

「でも私…答えを聞ける勇気なんてない…!私、どうしたらいいのかわかんないよ…っ…諦めるしか、ないのかな」



悲痛な泣き声が、俺の心も痛くする。



ごめんな、真由。



盗み聞きなんて、良くないけど許してくれ。



駿太は、最低だな。



真由がこんなに泣いてるのに、のんきに花香とお茶してるか。



今すぐ慰めに行きたいけど、今の俺にはできない。



こんなに近くにいるのに、真由を助けられない自分が嫌になって、自転車にまたがりペダルを漕いだ。



俺にできることって、なんだろう。