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しゅーっ。




自転車のブレーキ音が微かに聞こえた。




夕暮れ空が、絵みたいで綺麗。




公園には、ベンチに座った体操服姿の裕也。




なんかこの状況が、この前の花香の時みたいで嫌な予感しかしない。




ん、と手招きをして隣に座れとベンチを指差す。




リュックを背負ったまんま、私は隣に座った。




「話って、どうかしたの?」




「あのさー……」




話ずらいのか、そっぽ向く裕也。




なんか、緊張感が私にも伝わってくるよ……




“俺、お前のこと好きなんだけど”




震えながらも聞こえてきた声。