もっと、君の近くへ

駿太に見つからないように、後ろをゆっくり漕いで行く。




すると駿太は自転車から降りて、公園に自転車を押しながら入っていった。




私も自転車から降りて、聞こえないように壁によたりかかった。




ここは中にいる人からはわからないから、きっと大丈夫。




「で、話って?花香」




がしゃんと自転車のスタンドを立てた音がした。




「ごめんね…どうしても、話したい事があってね」




どうか、告白でありませんように……




今告白されたら、私の恋が終わってしまうような気がしたから。




「井上さん…の事なんだけど」




「真由……?」




げっ、よりにもよって私?!




なんだか、嫌な予感がする……




ありもしない噂とか言われたり、悪口言われたりするのかな?




花香ちゃんは駿太と両思いになるなら、手段を選ばない感じの人かもしれないしね。




「駿太って、井上さんのことどうおもう?」