もっと、君の近くへ

きっぷ売りの機会の前に、駿太と立つ。




「まず、ここを押して……」




すらっと長い手。少しやけた肌の色。




甘い声、優しい言葉。




近くにいる熱、少し髪にかかる駿太の吐息。




全部全部、駿太のもので。




全部全部、ものすごくドキドキしちゃう。




「降りる駅は120円って書いてあるから、ここを押す。で、お金をここに入れる。」




小銭をちゃりっと入れ、出てきた1枚のきっぷを買った。




「わかなかったら、いつでも俺に聞けよ?」




近い、けど嬉しい。




にーって笑う君の顔が、こんな近くからみれて。