もっと、君の近くへ

花香ちゃんは可愛いし、美人だし、お金持ちだし、みんなに好かれてるし、勇気あるし…




そう簡単に、私の恋は実らないみたい。




「おーい、大丈夫?」




心配そうに私の顔を見てる由梨。




「私……大丈夫、かな」




心配で、心配で。絞るように出した声。




その小さな頼りない声を、由梨は聞いたことを証明するように、大丈夫と言った。




「あんたは好きなんでしょ?」




「うん」




「ここでとられたら、一生後悔するよ?真由」




「うん…」