授業の予鈴がなったので席につく。




裕也の席を見ると、私のメモを見ながら嬉しそうに笑っている裕也がいた。




裕也は好きなんかじゃない。



ドキドキするのは、気のせいか男子に対する免疫力がないだけ。




私が好きなのは、駿太だけ。




駿太をちらっと見ると近くの友達と楽しそうに喋っている。




そう、この笑顔。




この駿太の笑顔が好きなの。