もっと、君の近くへ

特に、作文が。




おまけにさっきから「早く帰りてー」なんて言いながらペン回しをしている。




…私も早く帰りたいよ!




早く帰りたいなら手伝ってよ!




「…ちょっとは文を考えてよ」




少し吐き捨てるように言ってみた。




「俺文考えんの苦手だから。他の仕事ないんだったら先に帰らさせてもらうぞ」




「えっ、ちょ」




エナメルバッグに筆箱を入れ始める中島隆太。