…7?




指で7を立てると、うんうんと頷く真由。




さっと立ち上がって、俺を当てた憎い数学の先生の顔をじっと見る。




「7です」




「はい、7です」




答えを言った瞬間に話を始める先生。




最後までちゃんと人の話を聞こうか?




そんなことより




あいつを見て「あ り が と う」と口をあいつみたいにパクパクした。




するとにーって笑いながら真由が「ど う い た し ま し て」声を出さずに言った。