もっと、君の近くへ

…どきっ。






なんだろ、この感覚。



名前も、何も知らない人。






でも、なんだかとっても気になる。







あんまり見すぎると、変に思われちゃうかもだし、目線を黒板に移した。




げっ、何書いてるか全然わかんないや。




しかも、教科書開けてないし。




周りの人のページ数をチラ見して、教科書を開ける。