ごめんね。好きで。

「あレ、承太郎君卜典明君はドコにいったんデスか？」
私、橘・エイリーン・鈴華は、隣の席の男の子の空条承太郎君と、前の席の典明君がドコにいったのだろうか気になり、私の周りにいる人を避けて追いかけて行った。
「なあ、承太郎。彼女はピッタリのタイプなんだろう？もうバレバレだよ。だって、いつもの君じゃあないもん。ね？」
と、承太郎に問いかけてみた。すると承太郎は、
「やれやれだぜ。俺は女なんて…。」
と、先ほど言ったセリフを言おうとした。なので僕は、
「それ、さっきも聞いたよ。」
と、承太郎の言葉を遮り、初対面の彼女について問いただしてみたかった。すると
「…。やれやれだぜ。なら、お前だけに真実を話してやるよ。しかし、だ。そこの校舎の影に隠れている二人をどけてからにしてくれないか。」
と、校舎の影に指を指しながら言った。すると、
「あちゃ〜！バレてたか！アヴドゥル、お前もこっち来いよ！」
と言い、影からあのコンビが出てきた。
「承太郎、君はこの二人がいた事が分かっていたんだな。凄いぞ。承太郎。」