3
光輝達が風華達に追いついたのは、丁度渦が見えていたあたりだったが、既に渦は消え、先に着いていた二人が辺りを見回していた。
「・・・・・・いない。さっきまでいたはずなのに」
呟いた風華が肩を落とす。
「ピイイイ!」
そこへ何処からか飛んできた白亜が風華を励ますかのように彼女の周りを飛び回った。
「白亜?ってことは、姉上も」
「うん。此処にいたよ、ずっとね」
言いながら、ゆっくりと花音は歩き、光輝達に近付いた。
「ずっとって、一人でじゃないよな?」
夜天の問いに、花音は頷く。
「うん。少し前までは、風夜がいたんだよ」
「風兄様が?」
「で、俺たちには挨拶もなしに帰ったのか?」
「引き止めたんだけどね。来たことが分かればいいだろって」
「それでさっきのあれか?」
「あはははは」
目を据わらせた雷牙に、花音は苦笑いした。
光輝達が風華達に追いついたのは、丁度渦が見えていたあたりだったが、既に渦は消え、先に着いていた二人が辺りを見回していた。
「・・・・・・いない。さっきまでいたはずなのに」
呟いた風華が肩を落とす。
「ピイイイ!」
そこへ何処からか飛んできた白亜が風華を励ますかのように彼女の周りを飛び回った。
「白亜?ってことは、姉上も」
「うん。此処にいたよ、ずっとね」
言いながら、ゆっくりと花音は歩き、光輝達に近付いた。
「ずっとって、一人でじゃないよな?」
夜天の問いに、花音は頷く。
「うん。少し前までは、風夜がいたんだよ」
「風兄様が?」
「で、俺たちには挨拶もなしに帰ったのか?」
「引き止めたんだけどね。来たことが分かればいいだろって」
「それでさっきのあれか?」
「あはははは」
目を据わらせた雷牙に、花音は苦笑いした。

