数時間後、掃除を終えた時には、夜天と光輝は疲れ切ったらしく椅子に座り込んでいた。


「ったく、なんでこんな・・・」

「あはは、お疲れ様」

「うふふ、でも頑張ってくれたから、綺麗に片付いたわ。ありがとう」


そう言って神麗は花音達の前に、三つの腕輪を置いた。


「これ、封魔さんがつけてる・・・」

「封ちゃんのに似てるけど、これは測定機よ。これであなた達の力の質や強さを調べてから、あなた達に合ったものを作るわ」

「測定って、どの位するんだ?」

「そうね。一週間くらい計測させてもらって、三人分出来るのは更に一週間は掛かるかしら?」

「少なくとも二週間は神界にいなければならないってことか」


神麗の答えに光輝は溜め息をついた。


「仕方ないよ。それで付けてるだけでいいんですか?」

「ええ。後は勝手に計測してくれるから。二週間好きなように過ごして」


そう言い、神麗は笑った。