「・・・・・・着いたみたいね」


辺りを確認した聖羅が言う。


「それに此処なら、中央も近いな」


そう言う神蘭の声を聞きながら、花音は雷牙達を振り返った。


「じゃあ、皆、またね」

「ああ。先に戻ってるよ」

「戻ってきたら、教えてくださいね」

「うん」


紫影と紫姫に頷いて、花音は夜天、光輝と共に離れる。

三人が離れると刹那が再び能力を使い、仲間達の姿が消えた。


「さてと、神ちゃん達は報告に行くんでしょうから、あなた達は私に付いてきてね」


そう言うと、神麗は花音達を先導するように歩き出した。