フェアリーの秘密

何っ!?と声のした方に駆け寄ってみると、そこには同じく悲鳴を聞いて駆けつけた人々が一点に集まっています。

「どうした!?」
「何か今、こっちの方から悲鳴が聞こえたぞ!?」
…………。

騒ぎを聞きつけたお祭りを楽しんでいた大勢の人が、何事かと騒ぎだします。
あっという間に周りはギャラリーで埋め尽くされてしまいました。
中には、5歳くらいの男の子もお母さんらしき人に連れられて、様子を見に来ています。

事態が深刻になったのはその時です。