空は雨模様。
雨に打たれて帰る道と傘に響く雨の音。
何もないごく平凡な日常に起こった些細な出来事たちの物語。

人間関係なんて、やっぱり面倒。
友達ごっこなんて大っ嫌い。みんながみんな心の底で思ってるはず。
嫌いな人の一人や二人いない人なんていないでしょ?
自分だって、だれか一人には必ず嫌いって思われてるよ。そんなこと自分でわかってる。
「大丈夫だよ。友達じゃん!」ホントにそんなこと思ってる?
きっと、少しは嫌いでしょ?こんなこと言ってどうにもなるわけじゃない。だって、ただのわがままだもん。疑心暗鬼だね。
ある日の部活中。席を立ったあなた達は教室に行った。まあ、予想はついてた。いつもの悪口でしょ?
誰の悪口か聞いても、「○○の悪口だよー」って誤魔化した。お決まりのあだ名を付けながら。好きな人と嫌いな人にだけ付けるあだ名。
うん。大丈夫。私にはすぐ分かった。あ、いま付けようとしてるあだ名って私のだ。ってね。
ごめんね。頑固で。でもそこまで、あなた達と違いはないと思う。と、ゆうか。私頑固ではない。ただ、物事を些細なことでも深く考えちゃう癖があるだけ。
小さいころ、あんな出来事がなかったらこんな深くは考えないよ。悲しくて辛い。考えるだけで涙があふれるよ。私は、みんなとは違う。きっと、みんな以上につらい過去がある。経験しないとわからないよ。この辛さは。
だからさ、私は自分を憎んでる。これから先も一生。一番大切な人を守れなかった、こんな私を憎み続ける。だからね、守れなかった分、私は、私を信じてくれる人を。大切な人を裏切られるまで守るんだってあの日誓ったの。私を信じてくれた、あなた達を、大切に思ってた。だからこそ、あの時、悪口を言われたって気付いた時。幻滅したし、絶望もした。それだけ辛かったよ。きれいごとっておもってるでしょ?でもこれが、私の本心。
別に特別扱いしてほしいわけじゃない。消えろとか死ねとかも思ってない。ただただ、ひどかったよ。ほんと、裏切られた感がすごいよ。
結局ね、私が言いたいのは。もう少し気を使って欲しかった。せめて、本人の前で言うのはやめよう?自分だって、だれだってそんなことされたら傷つくでしょ?
相手のことをもうちょっと深く考えるべきじゃないかな?何か私が間違ってることを言っていたのならば単刀直入に言ってもらって構わない。今の関係を崩すことは避けたいけど、あなた達の意見も聞いてみたい。あ、ちなみにこの文を読んで気を遣わなくてもいいよ。これは、私がただ勝手に意見を述べただけの文だから。私は友達ごっこじゃなくて、本当の友達になりたいです。
ということで、一日目の解決策はお互いを理解し合ったほうがいいってこと。