私は迷った。 他人である金澤さんに、こんな面倒なことを頼んで良いのか。 それに、金澤さんはカッコイイ人だと思うから彼女だっている。 彼女がいるんだから、私に関わっちゃダメだよ。 考えていると金澤さんは、私を抱きしめてきた。 拒むことも出来ないぐらい強く抱きしめてきた。 昨日も金澤さんに抱きしめられた、でも昨日とはちょっと違う。 .