『慶太兄ちゃん?』 「はい、は〜い?どうした?」 『そろそろ帰ってきていいよ〜』 「マジで、んじゃ帰るね〜」 『安全運転で帰ってきて』 「ラジャー!!」 電話を切ったあとに思った。 ずいぶん、卓也も俺に懐いてくれるようになったなと。 最初の頃は、あまり懐いてくれなくて少し寂しかったけど、最近じゃ、自分から『慶太兄ちゃん、今度から俺らも呼び捨てね?』って。 マジで嬉しくて泣きそうになった、本当にコレが家族になることだと感じた。 .