少しビック、ってしてから腰にあった手を私の頭に移動させてもっと引き寄せられた。 ・・・うん、言われなくてもわかってるよ。 私が仕向けたことなのに、逆に慶太さんに負けた。 イルカショーに何って、集中出来なくて胸のドキドキは止まらない。 「神奈ちゃん、お腹空いたね〜どこかで食べようか?」 「・・・・・」 「・・・・何で怒ってるの?」 「大丈夫、慶太さんで怒ってないから安心して・・・自分に怒ってるだけだから」 .