奥さんは17歳!?


そう言って、私が乗りやすいように腰をおろしてくれた。




今の私は、否定することも疲れたし何を言っても聞いてはくれないと思った。



だから素直に、私は金澤さんに背おってもらった。




私の心配をよそに金澤さんは私を軽がると持ち上げた。



金澤さんの背中は、お父さんよりも広くて暖かかった。



お父さんも暖かかったけど安心する背中だった。




金澤さんの背中は安心する背中じゃなくて、幸せを感じる背中だ。




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