酔っ払ってる人たちに、睨みを効かせながら少しずつ近づいていく。 すると、片方の腕で妹を抱えて、もう片方の腕で酔っぱらい達を追い払った。 いつもの優しい感じの金澤さんじゃなく、見たこともないぐらいの雰囲気で助けてくるた。 私は、怖さから解放され安心して腰が抜けてしまった。 「南さん!!大丈夫!!」 「安心したら腰抜けちゃって・・・すいません」 「本当に大丈夫?・・・俺の背中に乗って」 「でも二人も・・・」 「大丈夫♪意外と力持ちだし、男だしね♪」 .