奥さんは17歳!?


私と金澤さんが話すこともなく、沈黙のままだった。



けど、そんな空気もどことなく嫌な雰囲気じゃなかった。



きっと、金澤さんが持ってる優しさが落ち着かせてくれてるのかな?




「そこの兄ちゃん!!可愛い奥さんじゃないの♪おじさん達にも貸してよ」



突然あらわれた酔っ払いのおじさんが、私の腕を掴んできた。



「イヤ!!離してください!!」


「良いじゃんかよ!!カワイイ娘も産んだんだから♪さぞかし良い体してんだろ♪」


「こんなカッコイイ旦那さんも捕まえちゃったんだから♪」


「違います!!旦那さんじゃありませんから!!いいから離してください!!」


「いい加減、俺の奥さんを離してくれませんか?汚くなるでしょ」


「!!!そ、そんな睨んだって怖くないんだよ!!」


「そうか・・・」




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