あたしは一人なんかじゃない!

う~ん・・・。
どこに行くのかな?



まぁ行けば分かるか!


「あッ!」
と言って笹岡さんがこっちを向いて

「姫ちゃんこんなスカート下げてちゃダメだよ!
もうちょっとあげてね!」
と言ってあたしのスカート丈を膝上まで上げた。



「えッ!・・でも・・・こんなに短くしたら・・」



「このくらいが普通なんじゃないの!?」
大崎くんまで・・・。


「ついたよ!さぁ、はいって!」


???
すごい豪邸に到着しましたが・・・ここは・・・?


「ここって・・・」

「ここは、あたしの家だよ!うちってなんかさ、結構金持ちなんだよね!」
と笹岡さん。


「結構金持ちなんだよねって・・・。姫ちゃんさ、笹岡財閥って知ってる?」


あぁ。あの有名な?
「はい。知らない人なんていませんよ!」


「椛はそこの令嬢なの!すごいよねー!」
うっそー!
すごーい!!!


「すごーッいッ!!」
思わず拍手をしてしまった。

「なんで拍手?ははッ!姫ちゃんって面白いね!
でもさ、裕樹だって大崎財閥の跡取りだよ?」


えぇー!
なんでこう2人共すごい人達なの!?


あたし、場違いじゃない?


「2人共すごーい!!」
とまた拍手!!


2人はあたしを見て笑ってる。

あたしもそれを見て笑った。