あたしは一人なんかじゃない！

話さないまま時はすぎて３月。




もう、１年生は終わるし、みんなに話してみようかな。

みんなとは千穂とはるとくろちゃんのこと。




言うのは怖いからメールで話そう。



『千穂へ

あたしね、今、みんなから避けられてるんだ。
ずっと話そうって思ってたんだけど、中々言えなくて・・・。。
怖かったんだ。
千穂がみんなみたいに離れていくのが。
でもさ千穂は離れていかないよね？
側にいてくれるよね？
あたし、友達さえいてくれればなにもいらないから。
友達がいなかったらここにあたしはいないから。
お願い。
信じてるから。

　　　　　　　　姫華より』


はるとくろちゃんにも同じようなメールを送った。


みんなから返信がきた。

千穂は
『そっか・・。そんなことがあったの。今は何もいえないけどずっと友達だよ！』

はるからは
『そうだったんだ・・・。
うちは中学も違うしもううちのこと忘れてると思ってた。
姫華とは喧嘩とかもしたけど、うざいって思ったこともあったけど姫華もそう思ったことあるでしょ？
でもうちはずっと友達でいたいと思ってるから。
つらくなったらいつでも相談してね？』

くろちゃんからは
『そうだったのか・・。
里奈も入院したときそうだったから気持ち分かるよ？
つらいよね？
でも里奈はお母さんとか看護士さんとかいたからよかったけど姫華は大丈夫？
またいつでも相談してね？」


こんな感じだった。



すごい嬉しかった。
千穂はずっと友達って言ってくれたし、はるは正直に言ってくれた。
くろちゃんのことも知ることができた。


はると会うことはなかったからわかんないけどくろちゃんは今まで通り接してくれたけど千穂なんとなく、変わった。


でも信じてるから。
友達って言ってくれたこと、信じてるから。
信じてるから・・・。



春休みも終わり今日から２年生。
今日は千穂とは行かない。

部活で早く行かなきゃ行けないんだって。