【蒼空side】
ー4月18日ー
この日が大嫌いだ。大好きだった君の誕生日。暗い部屋の中ひとり。
君がいなくなって私はかわった。
なにも好きにならないって決めたんだ。好きになったら失ったとき傷つくってわかったから。私は自分以外信じない。
ピーンポーン
インターフォンがなる音。家に誰もいないのか。何度も何度もならされる。
諦めて私は玄関へとむかう。
「蒼空~いるんだろー学校行こうぜ。お前最近全然こないから生徒会長まできたんだけど。」
この声は幼馴染み
の隼の声だ。君の双子の弟。
見知った声にドアをあける。
「おはよう。久しぶりだね。」
これぞ笑顔という感じの顔で私を見てくる男。誰だっけ?
「誰?」
顔は知ってる気がしたが名前がわからない。
「同じクラスなんだけどな……。生徒会長の朝日奈叶人。覚えててくれるとうれしいな。」
生徒会長だったのかこの人。
「そんなことより。蒼空学校どーする?
今日あれだろ。ひとりでいるの嫌じゃないのか?」
隼なりに心配してくれていたのだろう。
4月18日は君の誕生日。
確かに今日ひとりでいると泣いてしまうだろう。久しぶりだし学校いってみるか。
「行く……待ってて。」
『うん!』
二人の声がそろった。うれしそうなのがわかる。私はいそいで準備をはじめた。
ー4月18日ー
この日が大嫌いだ。大好きだった君の誕生日。暗い部屋の中ひとり。
君がいなくなって私はかわった。
なにも好きにならないって決めたんだ。好きになったら失ったとき傷つくってわかったから。私は自分以外信じない。
ピーンポーン
インターフォンがなる音。家に誰もいないのか。何度も何度もならされる。
諦めて私は玄関へとむかう。
「蒼空~いるんだろー学校行こうぜ。お前最近全然こないから生徒会長まできたんだけど。」
この声は幼馴染み
の隼の声だ。君の双子の弟。
見知った声にドアをあける。
「おはよう。久しぶりだね。」
これぞ笑顔という感じの顔で私を見てくる男。誰だっけ?
「誰?」
顔は知ってる気がしたが名前がわからない。
「同じクラスなんだけどな……。生徒会長の朝日奈叶人。覚えててくれるとうれしいな。」
生徒会長だったのかこの人。
「そんなことより。蒼空学校どーする?
今日あれだろ。ひとりでいるの嫌じゃないのか?」
隼なりに心配してくれていたのだろう。
4月18日は君の誕生日。
確かに今日ひとりでいると泣いてしまうだろう。久しぶりだし学校いってみるか。
「行く……待ってて。」
『うん!』
二人の声がそろった。うれしそうなのがわかる。私はいそいで準備をはじめた。