お前、可愛すぎて困るんだよ!

「それどころか、碧くん……。
『妃莉は、なんにもわかってないな』
なんて、言ったんだよ?
あれ、どういう意味?」



「…………」



「ね~。
妃莉のこと、好きじゃないの?
だから、キスもしてくれないの?」



ゆさゆさ碧くんの腕を揺する。



「妃莉、心配だよ~。
だから、答えてっ」



そう言った妃莉の頭の上に、ぽんと軽く手をのせて……。



碧くんは、困ったような笑顔で言った。



「あんなの、親に言われて返事をするもんじゃないからだろ?」