碧くんのピアスを指差した。



「あー、うん」



ひざの上に置いていたピアスを手にとり、左耳につける碧くん。



「うわ~。
すごくカッコいい~!!
やっぱり、碧くんは、なにをつけても似合うな~。
超カッコいいもん!!」



うれしくなって、碧くんの耳元をジッと見つめた。



「でも……。
あれ?
でも、碧くん、もうひとつついてるよ~?」



よく見ると、今まで見たことのあるピアスも耳にくっついている。



そうだよ、それ。