でも、それが……。



なぜか、碧くんのためならがんばれる。



だから、最後の力をふりしぼって、階段をのぼりきった。



あとは、図書室の扉を開けて……。



碧くんを探すだけ!



「碧くん……。
碧くん……。
碧くんは……どこ?」



中間テストも終わって、期末テストまでにはまだ間があるからなのか……。



図書室にいたのは、数人だった。