お前、可愛すぎて困るんだよ!

「……なるほどね~」



そう言って、センパイはベンチに両手をついて空を見あげた。



「いくら妃莉にちゃんに好きって言われても。
幼なじみとか、お兄ちゃんとしか思ってもらえてないんじゃないかっていうのが……。
碧のネックになってるわけね」



「…………」



「んー。
じゃあ、仕方がない。
俺が一肌脱いでやるか~」



空を見あげたまま、ぼそっとつぶやいて……。



それからセンパイは、妃莉の肩に手をかけた。



「じゃー、妃莉ちゃん。
俺が、試してあげよっか?」