お前、可愛すぎて困るんだよ!

「じゃあ、俺の好きから教えていい?」



泣きたくなるくらい悲しい声。


 
妃莉が答える前に、碧くんは……妃莉の頬に、手をそえた。



顔を斜めに傾けて、妃莉にゆっくり近づける。



碧くんは、妃莉から20センチくらいのところで、顔を止めた。



ものすごく切なそうな顔。



瞳がゆらゆら揺れている。



一瞬ためらったのち……。



「俺の好きは、こういうのなんだけど……」