お前、可愛すぎて困るんだよ!

碧くんは、妃莉の頭の上に手をのせた。



「この前、カフェに来たあとから……特におかしい。
もしかして……朝陽となにかあった?」



瞳をのぞきこむように、顔を近づける。



「な、ないよ……。
なにも……」



「……って、言うわりに。
目ぇ泳ぎすぎ。
ほんと、うそが下手だな、妃莉は」



碧くんは、困ったように、フッと笑った。



「でも、まぁ、いーや。
妃莉がないって言うなら、それを信じる」



碧くんは、妃莉の手を離して、両手をポケットに入れた。