お前、可愛すぎて困るんだよ!

「そのうえ、他の男の上着を着たまま、笑顔で俺に抱きつくし」



「……っ」



「……ったく。
おまえは、小悪魔か!?」



そう言って、碧くんは、妃莉に軽くでこピンをした。



「どれだけヤキモチをやかせりゃ気が済むんだよ。
この、お・ひ・め・さ・ま・は!」



ゆっくり、言葉を区切りながらそう言って、碧くんは妃莉の手を離した。



そして、妃莉に着せてくれたパーカーのジッパーをあげた。



「もっと、ちゃんと着てろ」