お前、可愛すぎて困るんだよ!

「いいの、いいの。
気にしないで。
実は、俺……。
寒さに、めっちゃ強いの。
妃莉ちゃんにだけ教えてあげるけど、そのわけは……」



校門を出て、駅に向かう途中。



片倉くんは、いたずらっ子みたいな顔をして、妃莉にこそこそ囁いた。



「俺の体……。
びっしり白い毛で覆われてるの。
白クマみたいに」



「え~っ?
白クマさんっ!?」



「シ―ッ!
妃莉ちゃんっ。
コレ、絶対の秘密なんだからっ!」