お前、可愛すぎて困るんだよ!

だから、今日、一試合も見てなかったのに。



どうしよう……。



センパイの力、けっこう強くて、腕を振り払えない。



行きたくないのに、足がコートに向いてしまう。



そして、そこには、やっぱり……。



悲鳴のような歓声をあげる、たくさんの女の子たちがいた。



「……っ」



見ないように気をつけていた碧くんの姿が、目に飛び込んでくる。



やっぱり……好きだな。