お前、可愛すぎて困るんだよ!

「ただ~。
妃莉ちゃんを泣かせたのは、朝陽くんかと疑っただけ~」



大きな目をさっきよりも細くして、頭の後ろで腕を組んだ。



「……って。
あいさつよりも先に、ソレ?
つか、相変わらずの生意気さだな」



不機嫌な様子を隠すことなく、盛大に顔をゆがめるセンパイ。



「悪かったな~。
生意気で。
オレは、碧くんほど甘くねーから」



組んだ腕をほどいて、翠くんは、小嶋センパイに向かって、あっかんべーをした。



「そう簡単に、信用しねーの。
朝陽くんを~」