お前、可愛すぎて困るんだよ!

「なに?
なに?
なに?
妃莉ちゃんも、芽生ちゃん家のカフェに来てたの~?」



「うん、そう」



「……ってか。
目ぇ赤くない?
顔もなんか……。
はれぼったいけど、どうしたの?」



妃莉と同じくらいの身長の翠くんは、ジッと妃莉の顔を見つめた。



「碧くんと、なにかあった?」



「う、ううん……。
なにも……」



顔を横にちょっと振る。