お前、可愛すぎて困るんだよ!

「だーかーらー。
それは、さっきも説明したとおり。
妃莉ちゃんは、“中ノ瀬家で預かってる大事なお嬢さん”だからだよ」



「……え?」



「妃莉ちゃんが、どうしても帰りたいっていうなら……。
俺が送ってあげるから、べつにいいけど。



でも、誰もいない家にあがりこむのは、ちょっとなぁ……。
さすがに……ごめん」



センパイは、気まずそうな顔をした。



「センパイが謝ることじゃないですよ~。
だって、あのお家は、妃莉のお家じゃないんですから~」



「んー」